必殺ゲーム、天誅

必殺ゲーム、天誅

アクワイア最大のヒット作

アクワイアの制作したゲームの中でもやはり特徴的な作品というものをピックアップしていこうと思う。特にアクワイアの歴史の中でも重要な存在感を示しており、ゲーム制作と和のグラフィックデザインの両方で高い評価を国内外で得ることにもなった作品がある。一躍大ヒット作品として知られるようになったのが、親日家の外国人なら誰もが実は今の日本にも存在していると信じて疑わないとも言われている忍者ゲーム『天誅シリーズ』だ。

プレイヤーは忍者となって指令に従い、忍び、隠れ、そして必殺というのがコンセプトとなっているこのゲームが登場したのは1998年のこと。今から17年ほど前に遡る当ゲームが登場したときは、世界的にヒットしたことでも知られ、ゲーマーからは不朽の名作といっても過言ではない作品だ。余談だが、当時発売されたゲーム、プレイステーション時代の物を某大手通信販売で購入するとなったら、新品で『27,000円』という値段になっている。それだけ根強い人が多く、ソフトもプレミア価格となっているわけだが、正直買いたいとは思わないのが大半の人の意見だろう。だが人気作とあって中古で求めても意外と見つからなかったりするもの、そういう時に新品で購入できたらどれだけいいかと考えたら、思わず喉から手が出るほど欲しくなる現象状態に駆られるかもしれない。それだけ高い人気をこの天誅は持っている。

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全米で100万本のセールスを記録

万を辞して発売された天誅の始まり『立体忍者活劇 天誅』が国内で発売され話題を集めた後、アメリカを中心に発売されるようになった。中でもアメリカは北米を中心に驚異的なヒットを繰り出し、全米で100万枚のセールスを記録することに成功した。日本のゲーム作品としてみれば十分すぎる記録だ、当時まだ代表作が存在しておらず、創業してから数年のアクワイアにとって展中という作品がヒットしたことで、一躍日本のゲーム業界を中心として台頭することに成功した。

外人は皆忍者好き

筆者も大概人のことを言えたものではないが、忍者と言う存在を信じて疑わない人は今でもいるはず。希望的観測で話すとするなら実在したと考えたいところだが、これは外人にしてみれば日本には忍者は今でも存在していると思っている人は少なくない。親日の方々にとって忍者は憧れの存在であり、日本独特の存在感に圧倒されて虜になる人が多い。それは天誅に限らず、忍者をテーマにした作品は外国の人には受け入れられるもの。現在ではKADOKAWAのブランドカンパニー『エンターブレイン』から書籍として発売されている『ニンジャスレイヤー』が、今は一番熱い。

日本人としてもそうだが、海外の忍者に思いを馳せている人々にはその圧倒的なゲームの世界観に取り込まれ、気付けば日本に観光にも来ていた、なんてこともあるかもしれない。

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続編も高い人気を獲得

既に17年の時が流れている天誅シリーズだが、現在のところ新作がいつ頃発売されるかは未定となっている。公式ではすでに続編となる作品も制作が決定していると発言しているため、よほどのことがない限りは制作中止に追い込まれることはないだろうと信じたい。当時はプレステ、次にプレステ2と時代を経るごとにハードも進化を辿り、ゲームが実際に映画作品にも見劣りしないクオリティを持つようになった中で、天誅の最新作が対応するとすればやはり『PS4』だろう。最新技術の結晶とも言われ、持つ人も少しずつ増えている中で圧倒的クオリティと世界観、そして3Dの世界で織り成される天誅の世界がどのように繰り広げられるのか、とても興味深い。

新作が発売されれば当然、海外の方にも出荷されて話題を呼ぶだろう。日本のゲーム作品はガラパゴス化しているといわれ、海外の人にはあまり適さないゲームばかり制作されていると嘆かれている中で、天誅のような日本独自の世界観と共に忍者になりきって楽しむ作品は好意的に受け止められる可能性は高い。忍者をテーマにした作品として向こうで人気のNARUTO並みの人気を獲得できるかといわれたら、さすがに難しいがコアなユーザーたちを中心に、新規の顧客を取り込むことも可能な作品だといえる。

今後新作がどうなるか気になるところだが、今はただアクワイアの動向を見守るしかないが、良い方向へ傾くことを期待しよう。